箱根温泉には、誰からも人気を集める観光施設が多いことは、実際に訪れてみたときに実感することができました。小学生の頃には修学旅行で訪れたことがあり、この際には大涌谷に立ち寄ったことを覚えています。ここでは温泉を使って黒たまごを製造しており、1つ食べるだけでも長生きするらしいので、最近に訪れた際にも食べています。箱根火山の活動によって、大涌谷のような景観が作られていることも分かるため、地学的な魅力もある観光施設だと思いました。
箱根温泉は旧東海道沿いにあるため、沿道には旧街道の風情を残す名所旧跡が多いです。秋に訪れたときには、箱根神社の紅葉を眺めて、身も心も癒やされたことがありました。現在では気軽な感覚で出かける人が多いですが、昔は江戸から京都を目指す旅人たちが安全も祈願するために参拝したことが想像できます。阿字ケ池弁財天や熊野神社も歴史ある名所らしく、風情ある雰囲気で癒された気分になりました。
箱根温泉沿いの旧東海道は、現在は国道1号線として指定されています。土木や道路に造詣が深い私としては、国道1号線の最高点にも行ってみたくなりました。この場所には874メートルを示す看板が立っているだけですが、穴場の観光スポットとしても十分に魅力的だと思います。
周囲には石仏が多いと思っていたのですが、よく調べてみると石仏群と歴史館という観光施設があり、散策途中に立ち寄ることにしました。周辺には曾我兄弟の墓があることからも分かるように、この観光施設では関連する歴史も紹介されています。周囲の岩盤を巧みに利用して、石仏が作られている様子も眺めることができますから、地質に興味がある自分としては大満足でした。
自然が豊かな観光施設では、箱根湿生花園にも行ったことがあります。尾瀬を思わせるような湿原があり、四季折々の植物を観察できるのが魅力です。秋に訪れたときには、箱根の山々と湿原の風景が赤く染まった光景を眺めることができました。
